Vol.1 企画担当者インタビュー

京都×SAOのはじまり

鷹尾 充輝

ANIPLEX MD企画部
鷹尾 充輝

― 企画の発端は?

SAO刊行10周年にあたり、2018年よりANIPLEXもフィギュアで何かお祝いになることは出来ないかと考えていました。
そのさいに、作品ではアスナは京都に縁があったり、ユウキとみんなで旅行に行ったり、現実世界では2019年秋から冬にかけて京都を中心にSAOのイベントが沢山あったりと“京都”というキーワードが必然的に絡んできたので、これは“京都”をテーマに和服のフィギュアを制作する流れへと自然に行き着いた次第です。

― 具体的に「京都」がどのように関わっているのか?

フィギュアの3D造形をお願いしているkneadさんが京都にあって、代表の木村さんに『着物のフィギュアを造りたい』と相談したら『だったらグループ会社のD4Aにスキャンシステムがあるからそれで実物をスキャンしてデータを活用すれば面白いことになりますね』 とアドバイスを頂きました。

そのアドバイスを軸にしてkneadさんもD4Aさんも京都の企業、あとはスキャンに協力してくれる呉服問屋さんを京都で探せば全て“MADE IN 京都”になる状態になりました。

で、偶然ですがとある縁で知り合った伝統ある呉服問屋の京華さんに事情を説明しご協力を仰ぎ“京都×SAO”の座組が実現しました。

― 企画の見どころは?

最終的には伝統工芸士の先生に手描き京友禅を制作頂くまでのスケールの大きな企画になりました。
悠久の刻を超え、京都2000年の歴史と伝統が、最先端の物語であるSAOとフィギュア造形に出会い融合する過程が見どころです。是非、完成したフィギュアだけでなく、この企画もフィギュアを構成する一部として楽しんで頂きたいです。

先ずはプロジェクトの全貌を2019年9月21日に開催となる“京都マンガ・アニメフェア”で公開致します。

今後、こちらの特設ページでレポート記事も公開します。是非、ご期待ください。

プロジェクトパートナー

悠久の刻を超え、京都2000年の歴史と伝統を
最新の技術と感性でSAOに融合させます。

京都呉服問屋京華

京友禅のアドバイザー兼コーディネート

京都呉服問屋 京華

京都府京都市下京区夷馬場町7-5

大正十年より京都西本願寺のほど近くにて店を構えて100年。
多種多様幅広く、常時10,000点以上の在庫を取り揃えており、中には現代では再現不可能な技術を駆使した京友禅も保管している。

株式会社D4A

フィギュア造形用の京呉服3Dスキャン・データ変換

株式会社 D4A

京都府京都市南区西九条蔵王町30-1
大樹生命京都南ビル

1999年創設の3DCGをメインとしたグラフィック会社。3Dスキャンスタジオ「SCANBA!KYOTO」を導入。18メガピクセルのDSLRカメラを100機設置しており、3Dスキャンからの3Dモデル化は勿論、利用目的に応じたデータ制作や3D プリント出力を提案することが可能。

株式会社Knead

フィギュアの3Dデータ造形及び彩色見本制作

株式会社 knead

京都府京都市西京区山田大吉見町3-2

2010年創業の3DCGをメインとしたマルチメディアコンテンツの製作、フィギュアやグッズ、玩具の企画及び原形製作会社。様々なメーカーで数多くの原型と彩色見本を手掛けており、2018年からはついにメーカーとしての展開も開始。

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